~パピヨンアンジュとココの日記~

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やっと歩道の脇に乗せてあげることができたおじいちゃんワンコ。
しかし、そこからどうしていいのか途方に暮れました。
きっとこの子には飼い主さんがいるはず。
首輪もあるし、肉付きも良いし、臭いもなく身奇麗に見えたからです。
きっと今朝まで、いやさっきまでかもしれない。
美味しいご飯をもらっていたに違いないと思いました。
長く放浪しているワンコの風貌ではなかったのです。

私たち夫婦と、いつから居てくれたのか分からなかったけれど、
女子高生が1人、一緒にワンコのそばで立ち尽くし、
そして、一緒に泣いてくれました。

でも泣いてても始まらない。
まずは警察だと思い、夫が(#9110)に連絡して事情を話しました。
警察も困ったようで、一旦切ってから折り返しの連絡ののち、、
国交省の管轄なのでそちらにかけてくださいと言われました。
国交省は#9910だと教えてくれました。

国交省には私が連絡しました。
国交省の対応は、「落下物」を業者に回収に行かせるので、
端に寄せておいてくださいと。
この「落下物」という表現に、
すでにぶち切れてしまいました。
でもできるだけ丁寧に、冷静に
私「いつ来てくれるのですか?
ここで待っていたらいいですか?」と訊くと、

国交省「待つ必要はないでしょう?置いててくれれば、
いつか行きますから」

私「このままここに置いていくなんてできませんよ!
いつ来てくれるのか確認して、こちらに連絡ください。
来てくれるまで、ここで待ちます!」と

しぶしぶ、「じゃあ連絡先教えてください」と。
折り返し、回収業者と呼ばれる方から連絡が入り、
1時間以内には行きますと行ってくれました。


そこから、私はこのワンコが歩いてきた方角の住宅街に行き、
一軒一軒、呼び鈴を鳴らしました。
事故に遭ったことを伝えるのは辛いですが、
飼い主さんが見つかれば、国交省に渡さなくて済むからです。
でも、どのお宅も部屋に電気がついているのに、
誰も出てきてくれないのです。
庭先に犬小屋があるお家も見当たりませんでした。

時間帯は、夜の20:25。
事故に遭ったのは、19:30頃。
約1時間の間ですが、自分の飼い犬が居なくなったことに気づいていないのです。
もっと前に居なくなっているはずなのに。
そして、探しまわっている人もいそうにありません。
やっと見つけた歩行者に尋ねてみました。
この辺で犬を飼っている人は居ませんか?と。
いるけど、小型犬だし室内で飼ってみるみたいとのことで、
手がかりにはなりませんでした。

そうしているうちに、期限がきてしまいました。
国交省の方が到着したと夫から携帯に連絡が入りました。

そこからのやり取りもいろいろありました。
この子はこの後、どうなるのか?ということですが、
廃棄物として焼却されますとのこと。

私「ゴミと一緒にですか?」

業者「いえ、ゴミと一緒というわけでは・・・」と。

ここで私たち夫婦に迷いがでました。
ゴミと一緒でないにしても、
焼却されて結局は廃棄される運命なんだと。
私は、動物としてこれまで同じ経緯で集まってきた子たちと一緒に
供養されるのかと勝手に思っていましたから。。
後でよくよく考えたら無知も甚だしいことですが。

だったら、うちに連れて帰ってペット葬儀会社から
お葬式を出してあげることも選択肢として考えました。
しかし、翌日以降の私たちの仕事のスケジュールが難しいこともありましたが、
この状況下で、そこまでするかどうか決めかねたのです。
業者の方は、後でもめることを懸念してか、良心からかは分かりませんが、
何度も念をおして、決めさせてくれる猶予を与えてくれました。

最終的には、この業者さんに引き取っていただくことにしました。
この判断は後々、私たち夫婦を苦しめることにもなったのですが・・。

「落下物」として扱われるこの子は、
黒板に「道路落下物 犬」と書かれたものと一緒に撮影され、
大切にダンボールの上に乗せたことは水の泡となり、
大きなゴミ袋にドスンっと音を立てて投げ込まれたのです。
せめて、抱っこするようにして連れて行って欲しかったけれど、
まるでゴミ出しに行くように片手でゴミ袋の口を持って、
行ってしまいました。

本当に苦しかった。辛かった。
胸が張り裂けるとはこの事だと思った。
やっぱりうちが引き取るべきなのか・・・その間葛藤がずっとありました。

でもこの業者さんも「仕事」をしているだけなんです。
皆、それぞれの「仕事」と役割を果たしているだけ。

あの子を乗せた車が見えなくなるまで、
3人で見送りました。
女子高生は、言葉を発することはあまりありませんでしたが、
きっとこの大人のやり取りを一部始終みていて、
あまりに心が痛み、言葉を失ったんだと思います。
最初は、友達のワンコが行方不明だからと
その子ではないかと思って立ち止まったそうですが、
違ったそうです。

21時をすぎていたので、「おうちは遠いの?大丈夫?」と訊くと、
「家は遠いんですが、大丈夫です」と。
「最後までありがとうね。」と言って別れました。

翌日以降、今度は迷子犬として情報が出ていないか探すことにしました。

続く・・・






2016.01.31 / Top↑
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